直感で行動する

あなたは直感で行動することはありますか。

私は、多くのことを頭で考えて、
考えに考えて、
行動しない選択をすることがあります。

一方で、これまで何度か
直感を信じて行動したこともあります。

就職を決める頃、
初めて自分の将来を真剣に考えました。

「何がやりたいのだろう?」
考えても考えても
分かりませんでした。
焦りとともに
かなり悶々とした日々を過ごしていました。

ある日、
近所の本屋さんに何となく立ち寄りました。

突然、燦然と輝くかのごとく
一冊の本が目に飛び込んできたのです。
真っ赤な表紙の
『日航スチュワーデス試験の傾向と対策』

スチュワーデスは今でいう
CA(キャビンアテンダント)のことです。

これまで
乗務員になりたいと思ったことはなく、
航空業界に興味があった訳でもなかったのです。

貧乏学生だった私にとって
3,000円を超えるこの書籍はかなり高価なものでした。

ですが、全く迷うことなく購入し、
最後のページに記されていた
専門学校に電話をしました。

ドキドキしながら電話の応答を待つと、
やわらかな声が耳に届き
緊張が少し解ける感じがしました。

「あの、私スチュワーデスになりたいのですが、
どうしたらなれますか?」
この言葉を発するのが精一杯でした。

私の不躾な突然の質問に対し、

「スチュワーデスになりたいと思う人はたくさんいます。
でも、電話をかけて何とかしたいという人はあまりいないですよ。
こうして行動したあなたは
もう半分スチュワーデスになれたようなものです。
一緒に対策をして夢を叶えましょう」

とその方はおっしゃいました。

もちろん、専門学校として
生徒を獲得する目的はあったと思いますが、
私はこの言葉に励まされ
道が開けた気がしたのです。

この後、この専門学校に通い、
知識、ノウハウを学び、
やがてスチュワーデスとして17年間
乗務することになるのです。

人生の大きな節目で直感に従い
行動したことで
やりたいこと、やりがいに
つながりました。

直感とは

ここで言う『直感』とは、
ただ闇雲に偶然に飛びつくことではなく、
神のお告げでもありません。

『直感』とは、
何かに関心を持っていれば
瞬く間に情報をキャッチでき、
価値観と照らし合わせて判断する
思考のプロセスが、
一瞬にして起きることと捉えています。

キャリアの8割は偶然により決まる

20年ほど経ち
キャリアコンサルタントとしての学びで
ある理論を知りました。

スタンフォード大学のジョン・D・クランボルツ氏は、
変化の激しい世の中では
数十年先を見越し計画を立て
その通りに進むのは困難である。

『計画された偶発性』とは、
ただ、偶然を待つのではなく
偶然をつくり出す行動が大切と唱えています。

そのための行動をご紹介します。

『好奇心』をもち新しい学びや活動をする
『持続性』失敗に負けることなくやり続ける
『楽観性』予定通りでなくても「何とかなる」とプラスに捉えて動く
『柔軟性』一つのことにこだわらず変化に対応する
『冒険心』結果が見えなくても挑戦する

もし、あなたが
私との偶然の出会いを
チャンスと捉えてくださるならば

講師に興味があるならば
ファーストクラス・マインド講師養成講座に
いらっしゃいませんか。

講師として登壇する目標を目指し
個別にトレーニングしていきます。